news | introduction | experiments | exhibitions | CV | contact 都市伝説 街談巷説 道聴塗説 噂話 二次創作 怪談 童話 神話 伝承 口伝 思い出話 自己紹介 SNSの投稿・・・ あらゆる物語、あるいはそれを形作る語りの構造への興味から それらに潜む変数を項(#タグのように)として切り出し、 因数分解することで物語の原型を暴くことに楽しみを覚える癖を持つ。 それらはすべて私たちのコレクティブメモリーに集約されていく。 古代エジプトのパピルスに書かれたナイル川の言い伝えを読んだ時、 アマゾンの怪談を、また日本での道徳話を思い出すように。 私たちが何か物語を思いつく時、それはコレクティブメモリー -時空を超えたクラウド- に既に保存された記録が今ここに一時的に降りてきているに過ぎない。 物語のバリエーションは有限である。 私たちは等しくそのクラウドに強制アクセスさせられていて、 私たちはそれらの記録が再生産される際の媒介者でしかなく、 そこにヒエラルキーは存在しない。 (出来事の凡庸さにグラデーションはあるとしても) 今ここで私に起きていることは、いつかどこかで誰かに起こった/起こるであろうことであり、 今ここで私に起きていないこともまた、いつかどこかで誰かに起こった/起こるであろうことである。 とすると、真実や虚偽といった概念は消え去り、ただ言語的なゲーム -主語や固有名詞等の置き換え- が残るだけとなる。 という戯言で自分を武装し、私は世界に飽きてしまわないためのさまざまな実験 (記憶の共有、身体への転写、構造的再構築を軸とした)を日々行い、 それらをいったん「作品」と呼んでみることにしている。 2025.5.15 リュブリャナの滞在先の窓から城を眺め教会の鐘の音を聞きながら Version 2024-09-13 Version 2020-08-03 |